トリック オア トリート オア 家でゴロゴロ

今日はハロウィンで、会社で仮装をしてもよい、なんだったら推奨みたいな、なんだか全体がそわそわした日なので、出来れば行きたくない、と思い密かに仕事を調整しながら進めていたのですが、やっぱり行った方がいい案件がいくつか溜まってしまい、これはもうカボチャランタンの不敵な笑みからは逃げられないのだ、と覚悟を決めて電車に乗りました。

電車の中には、ピクサーの映画に出てくる主人公の家の隣に住んでる普段から大きな古くさい斧を持ち歩いてて怖い近づきがたいすぐ睨んでくるがピンチの時に主人公を助けてくれるおじいさんみたいなひとや、日中は冴えない記者をしていて上司に叱られ同僚の女子からは目も向けられないが助けを求める悲鳴を聞きつけるやいなや電話ボックスを探しはじめるヒーローになりそうなサラリーマンや、朝起きたら男の子と入れ替わってそうな女子高生がいて、あれ、みんな何かしらの仮装をしているのかな、と思えてきてなんだか電車の中ばパーティーになりました。

世の中の形は一様で、光を反射して僕の目に届く景色は、一瞬前の億劫になってる僕に届いていたものと何ら変わらないはずなのに、僕が頭の中に流れる電気信号の経路を少し変えただけで、全く異なる世界に変わる。

世界を作っているのは僕なのだ。

よーし! 今日も頑張ろう!

でもこのまま折り返し電車に乗って家に帰ってゴロゴロしてる方が一万倍輝いた世界だけどね!