映画「王様と私」見ました

見た映画について、忘れないように逐一書いていこうかなとか思ったんだけどなかなかそういうの続かないし、見たログが残ってるだけでもう十分、僕の中に蓄積された記憶がよみがえればそれはもう頭の中が映画館! とも思うけど、やっぱり全然内容思い出せないし蓄積もされてないし透明な積み木を積んでいるようなもので、もし本当に積み上がるなら透明なお城とか作りたいけど、どうやら全く積み上がらない積み木じゃなくてただの虚無だ、残さないとダメだなーと痛感し雑でも良いので書いておこうと思った。

 

そういえば実家に帰ったとき大学時代の読んだ記憶がない、というか買ったのさえ覚えてない本や漫画がたくさん出てきて、でも確かに読んだログには残ってて、こんなにまるっと覚えてないのなら読んだ意味なかったんじゃないかと親に話したら「読んでた瞬間は楽しかったんじゃないの?」と言われて、あー確かにそうだ、読んだその瞬間は楽しくて睡眠時間を削ったりしてたはずで、それ以上に一体何を求めてたのだろう、とエンタメの本質を思い出させてもらったのでした。早く掃除しに帰らなくては。

 

王様と私もそんな感じで非常に楽しい時間を過ごさせてくれる映画でした。そして確かに僕の中に何かを残してくれた、ような気がする。とにかく王様がかわいい。キャラクターはただの記号で役割をこなすだけだけど好きにならずにはいられない。あれなんかそんな歌詞の曲があった気がするエルヴィスプレスリー? じゃあ聞いたことないし気のせいか、違うサザンだ!あースッキリ。でも世の中そんなスッキリすることばかりじゃなくて、答えのない問いに悩み答えを出していかなきゃいけないことも少なからずある、王様となればその数や重さは計り知れないのだろう。なのにあのかわいさだ。好きにならずにはいられない。

 

全然関係ないけどやめられないとまらないって良いキャッチコピーだなーと思って検索したらなんか訴訟おこしてて大変だなーってなった。みんなが笑って楽しい楽しいと生きていけたら良いのにね。誰の手も借りずに生きていくことは出来ないけど、迷惑ではなくお互いにやりたいやられたいの関係だけで成立したらいいのに。

Twitterで「人は少なくとも誰かしらに迷惑をかけながら生きている。それならキミの迷惑は全部僕が受けたいと、そう思うんだ。」とステキつぶやきをしたら「じゃあジュース買ってきて」みたいなリプライがきて、僕は奴隷か。世の中は本当に面白いねー。

 

奴隷制度が当たり前だった頃は奴隷を使うことは当たり前で奴隷であることが当たり前だったのだろうけど、ゴリゴリに制限された世界もある種の幸せなのではないか、と思うのは自由だと思ってる、思わされてる世界で生きてるからなのかな。特に身分の差とかを悲観させずに見ることが出来たのはひとえにあの王様のかわいさによるものだろう。王様可愛かったなー。

王様はスキンヘッドの男です。

 

今度ブロードウェイ版の舞台王様と私を見に行く予定でその予習で見たのだけど、楽しみメーターが振り切れました。