BEASTARSことわざ
最近、現在進行形のアニメを何本か見ていて毎週特定の曜日に楽しみが届くって結構楽しいな、と思ってるのですが、特にお気に入りのうちの一つがBEASTARSです。
とにかく、獣たちがいい。オープニングのコマ撮りアニメもかわいい!
世界観も面白いよね。あの特殊な世界にはあの世界にだけ流れる時間と葛藤と常識があって、その中できっと僕の世界にはない「ことわざ」もたくさんあるんだろうな、ということでBEASTARSことわざを考えました。
ではどうぞ!
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●爪痕に蜜(つめあとにみつ)
木々に爪痕がある場合、周囲に猛獣がいる可能性も高いが、その切り口から甘い樹液が取れやすい。転じて、危険の近くには得てして利益も多いことのたとえ。
使用例:
テム「あぁどうしよう…今度のオーディション、審査員としてルイ先輩も参加するんだってさ」
ビル「なにビビってんだ! “爪痕に蜜”さ。もう端役はごめんだぜ!」
●二匹の蛍を追う(にひきのほたるをおう)
子供・小型動物などが、急に行方知れずになること。多くは夜間の誘拐が原因であり、怪しく揺れる両眼の光を二匹の蛍に例えることから。
使用例:
町長「彼女は二匹の蛍を追ったんだ。もう忘れなさい」
ルイ「…………」
●葉桜と布団屋(はざくらとふとんや)
換毛期に伴い布団の値段が下がるため、桜が散り葉桜が目立ちはじめると布団屋は気が重なるという。転じて、不調や不運が連鎖する時期の例えとして用いられる。
使用例:
レゴシ「……はぁ」
ゴウヒン「どうした? いつも以上に毛が寝てるぞ?」
レゴシ「ちょっと、色々あったんで」
ゴウヒン「若いうちからそんなんでどうする。来週は隕石祭だろ」
レゴシ「……休みます」
ゴウヒン「おいおい! ここにまで表の暗い空気を持ち込むんじゃねぇ! 今は“葉桜と布団屋”。すぐいつも通りさ、気楽にやりゃいいんだ!」
●黒風の毛繕い(こくふうのけづくろい)
強い風に吹かれると大抵は毛並みが崩れるが、ときたま撫でつけるような流れで整うこともある。嫌われ者が、気まぐれに良い行いをすることもあるというたとえ。
使用例:
ファッジ「さっき準備室に衣装運んでたんだけどさ、なんとビルが重いだろって全部持ってってくれたんだよ。なんか逆に不気味で…」
ドーム「そういうこと言わないの! 大丈夫よー。今朝ね、珍しくルイ先輩に褒められてたの。黒風の毛繕よ」
レゴシ『あまりフォローになってない、ような…』
枇杷の花はひっそりと香りを楽しむのにちょうど良いが、度が過ぎるとミツバチが集まり鼻をさされてしまう。欲張りすぎると痛い目に遭う。
使用例:
たくろう「うぅぅ、BEASTARSについて調べてたら、ネタバレ見てしまった…」
レゴシ「それは、ごめん……おれに何か出来ることがあったら…」
ジュノ「先輩! そんなの鼻先に枇杷じゃないですか! 先輩が謝る必要なんてないですよ!」
BEASTARSの世界に参加できた!
おわり。